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since Jan 27,2010

題詠ブログ2013に参加します。
よろしくお願いします。
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# by ken_1997 | 2013-04-14 16:50 | 題詠blog2013
白亜さんの御歌からお気に入りを選んでみました。
 
028:脂   窓辺には無脂肪乳ラテと私だけ 君のいない世界をひとくち
033:滝   沈黙の水面より来し青年の内に流るる滝つ瀬のおと
046:犀   直黒に2Bで犀の眼を描き顔を上ぐれば風のいろ見ゆ 
062:軸   いつのまにかゆがんだ軸に肉をまとい人を演じるのに疲れた、僕は
064:志   志を決めて旅立つ君の背に見えない翼を描きたしておく
068:巨   あをき影咲きては散りぬ 巨大水槽に魚と陽とが交じるまひるま
077:転   波寄れば浮輪ひとつが転びをり 夏の終はりのゆるやかなこと 
082:苔   凪ぐる海のいろをおもひき はろばろとなべて苔むす都市のなきがら
084:西洋  とりどりの果実が憂いをおびていく たそがれどきの西洋菓子店 
100:先   たやすくは先を語らぬひととゐて海に入りゆく落日を見る

色々な方のお歌を鑑賞しようと思っていたのですが諸事情により叶いませんでした。
鑑賞の最後として同年代でありながらいつも刺激を与えてくれる白亜さんのお歌を選ばせていただきました。
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# by ken_1997 | 2012-12-24 10:41 | 題詠(鑑賞)
葵の助さんの御歌からお気に入りを選んでみました。

009:程   アルコール程良く回った今君の作り笑顔をそっと引っ掻く
013:逆   「逆さまの町なら暮らしやすそうだ」少女がくるり鉄棒おりる
017:従   従ってわたしは消えてゆくのです 薄ら笑いが西へひらひら
025:触   君のいるまるいお腹に触れた時彼方の桃がくすくす笑った
036:右   少しだけ右側に顔傾けて影は無駄なくひとつになった
055:きっと タブレットぱきっと割って君と僕永遠を分け合おうか(なんてね)
058:涙   人を待つ街に催涙スプレーを吹き掛けているわたしはひとり
080:たわむれ たわむれにシロツメクサを載せられたまま植物になる女の子
090:舌   「滑舌」が「かつぇつ」になる舌だから嘘を転がす気にもならない
099:趣   趣味のいいネクタイに打ちのめされて可憐な花を一輪盗んだ
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# by ken_1997 | 2012-04-12 01:39 | 題詠(鑑賞)
ほたるさんの御歌からお気に入りを選んでみました。

009:程   幸せが前提にあるかけ引きは熟したトマトのような歯ざわり
020:劇   劇場の椅子には無数の魂がしみこんでいて悲しいでしょう
028:脂   曇天の空に流れる倦怠は低脂肪ミルクでつくるカフェオレ
032:詰   問い詰めてもらいたかったこともある 君のやさしい残酷が好き
039:蹴   蹴とばした空き缶がころがりゆく先を見ているような失恋だった
046:犀   動物園のサイは本当の犀なのか ツルは飛ばずに遠くを見ている
051:囲   前向きな思考ばかりに囲まれて息ができない 少し泣きたい
056:晩   晩春の色や匂いがわたくしの皮膚に染み入るホームのはしっこ
058:涙   水族館の魚の涙は見えないから幸せかどうかたずねてみたい
086:片   一片の木の葉が落ちる夢をみた わたくし自身が木の葉であった
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# by ken_1997 | 2012-03-21 02:06 | 題詠(鑑賞)
こはぎさんの御歌からお気に入りを選んでみました。

006:時代  過去なんて知らないけれど懐かしい 同じ時代を生きていたきみ
010:カード 見えぬよう揃えたカードひとつずつ明かしていこう君崩すため
011:揃   お揃いの雑貨手に取りまた戻し別々になる日ばかり思う
029:座   心さえ見つけられない公園で冬空見上げ探すきりん座
030:敗   不敗神話を塗り替えた真っ直ぐに「好き」なんて言うあの子の睫毛
036:右   右肩の向こう夕陽が沈むから聞き逃したよ今の「さよなら」
044:ドライ いつまでも残る手のひらの感触を吹き飛ばすためのドライヤー「強」
066:息   窒息死しそうな日々だ水槽を隔てて僕ら見つめ合うだけ
069:カレー 帰宅して一目散にカレーだと微笑む君と生きて良かった
088:訂   改訂を重ねて厚くなってゆくふたりで生きるためのルール本 
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# by ken_1997 | 2012-03-14 03:56 | 題詠(鑑賞)