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heima

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お気に入りの十首(西中眞二郎さん)

西中眞二郎さんの御歌からお気に入りを選んでみました。

003:散   川岸の桜並木を行く人の後姿に花散りかかる
025:触   賀状読めば我が人生の断面に触れたる人ら訪い来るに似る
037:牙   西班牙(エスパニア)の商館長(カピタン)たちは紅き酒酌み交わしいぬ月は半月
040:勉強  勉強してみますと言われて日は過ぎていつしか冬も終りとなりぬ
055:きっと 次回にはきっと出ますと約したる会の日取りがまた近付きぬ
056:晩   その意識なきままに日を送りおれど既に晩年なるやも知れず
070:芸   連れられて入りし園芸店の午後シクラメンの香り温室に充つ
073:庫   み仏は切れ長の目で笑みており庫裏(くり)吹き抜ける風の涼しく
074:無精  無精ひげのままで賀状の返事出す正月三日陽はおぼろにて
078:査   旅の宿でまどろみたるかと思いつつ検査の後の夢より覚める
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by ken_1997 | 2012-03-13 20:00 | 題詠(鑑賞)