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heima

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お気に入りの十首(夏実麦太朗さん)

夏実麦太朗さんの御歌からお気に入りを選んでみました。

005:点   太陽の黒点ふえてゆく春に笑いの止まらぬ夢を見ている
011:揃   夕闇は東のほうからやってきて玄関の靴を揃えたくなる
030:敗   太陽の愛に敗れた北風は南の方に行くほかはなく
031:大人  もりもりとあおむし太りゆく春に大人料金はじめて払う
049:敷   敷石に歩幅合わせて歩いてく自分自身にだまされながら
053:渋   頭から爪先までがしまむらの私は渋い色をしている
066:息   吸う息に君の香りが混じってて余計なことをしゃべってしまう
071:籠   自転車の籠に入ったチラシには明るい暮らしが保証されてる
089:喪   バス停は真夏の光を反射する喪服のひとの後ろにならぶ
092:童   木曜の昼はぽわんとしていますの児童公園無意味に広い
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by ken_1997 | 2012-03-13 19:56 | 題詠(鑑賞)