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heima

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題詠ブログ2012 (41~60)

041:喫   日もまろびまう春ですねと窓ぎはの朝かげのなか珈琲を喫(く)ふ
042:稲   ももとせも変はらぬ空かキヤンパスに迷ひて偲ぶ早稲田の歌びと
043:輝   諍(いさか)ひを遠くに閉ざし暮れ方にいちだん輝ふみづうみの面
044:ドライ 遥遥と訪ひ来し人の手土産のスーパードライと柿ピーつまむ
045:罰   あどけなき少女のやうにいたづらな目をかがやかせ口もとの罰
046:犀   肌を刺す犀(するど)きひかり是非もなくいっぽんみちの陽炎を追ふ
047:ふるさと ゆるるかな光りをすくひ外つ国の空に重ぬるふるさとの歌
048:謎   アラビアの星が水面に反射して君の謎めく瞳(め)は透きとほる
049:敷   浪たてば飛沫の碧は空となれ千畳敷の遥か向かうへ
050:活   地を裂きて活くすがた斯く赤赤と業火のエイヤフィヤトラヨークトル
051:囲   追憶の暮れに囲はれ夜を一つ越えればわれをも人を忘れる
052:世話  愛犬の世話を焼いてるあどけなききみが笑へばやはらかな春
053:渋   yesしか選択肢のない返答を渋々すればわが意思と謂ふ
054:武   武士道の「ぶ」も心得ぬわれへ和の心を問ふな青き目のひと
055:きっと 体温をそっと分かちて反対の空にもきっと星があふれる
056:晩   くれなゐのアルプスを越えけふはゆく静まりかへる晩気(ばんげ)の靄よ
057:紐   ありふれた男じゃないと強がって躓くさきのほどけた靴紐
058:涙   かつて雨が僕を濡らしたことを忘れきみの涙をやさしく拭ふ
059:貝   生くわれもやぶれしものも浜かぜにひとしく吹かれ貝がらひとつ
060:プレゼント どんな顔するだろう 鞄の中のプレゼントが そわそわしてる
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by ken_1997 | 2012-03-11 07:58 | 題詠blog2012