題詠ブログ2012 (21~40)
021:示 寂ぶ風にこころは北を指し示す一番星の群青の空
022:突然 為す術もなくあはあはと夕立ちのごと突然の涙のひとよ
023:必 必ずと思へば思ふほど遠き灯は朧げに我を招きて
024:玩 ぬばたまの夜に呪(まじな)ふ人ありて妖しき月に玩(もてあそ)ばれり
025:触 青ふかきそのわだつみに散りばみぬ光りを浚ふ春かぜに触る
026:シャワー 立ちどまりいま迷ふ森 息ころし漏るるひかりのシャワーあかるく
027:損 ぬくもりが損なはれゆく夕かげはいよいよ吾をあきらむらしき
028:脂 物真似て深き燕脂をしらべつつ呑みては軽む身となりにける
029:座 飛び込めば良しと思へど座すままに巡るあしたへ冴えてゆく夜
030:敗 雪解けの流るるすゑのあは空は芽生ゆ無機なる心に敗れ
031:大人 大人しく宙(そら)を見つむる君の瞳(め)の奥の景色をさがしてみしも
032:詰 薄紅のみちの詰みゆく夕ぐれの湖(うみ)にいつかの千鳥のあそぶ
033:滝 ちひさなるわれらを震はす胎動の滝(フォス)幾輪の虹飾つつ
034:聞 酒を聞く独り夜長に恋ふこころ疼くこころを解きなぐさむ
035:むしろ 愁ふならむしろみづから去りゆきて夕星ひとつ君に捧げむ
036:右 つきなみな言葉ばかりを遊ばせて右にならへば同様のうた
037:牙 水無月の葡萄牙(ぽるとぐある)にも雨ふれば君を忘れて市電(とらむ)は揺れり
038:的 よどむ夜の一方的な解釈でありわがための歌は彷徨ふ
039:蹴 幾にちをともに送らむ夕なぎの湖(うみ)を蹴立ちて千鳥のゆきぬ
040:勉強 満空のこゑは時代に侵されて僕の勉強机が明るい
022:突然 為す術もなくあはあはと夕立ちのごと突然の涙のひとよ
023:必 必ずと思へば思ふほど遠き灯は朧げに我を招きて
024:玩 ぬばたまの夜に呪(まじな)ふ人ありて妖しき月に玩(もてあそ)ばれり
025:触 青ふかきそのわだつみに散りばみぬ光りを浚ふ春かぜに触る
026:シャワー 立ちどまりいま迷ふ森 息ころし漏るるひかりのシャワーあかるく
027:損 ぬくもりが損なはれゆく夕かげはいよいよ吾をあきらむらしき
028:脂 物真似て深き燕脂をしらべつつ呑みては軽む身となりにける
029:座 飛び込めば良しと思へど座すままに巡るあしたへ冴えてゆく夜
030:敗 雪解けの流るるすゑのあは空は芽生ゆ無機なる心に敗れ
031:大人 大人しく宙(そら)を見つむる君の瞳(め)の奥の景色をさがしてみしも
032:詰 薄紅のみちの詰みゆく夕ぐれの湖(うみ)にいつかの千鳥のあそぶ
033:滝 ちひさなるわれらを震はす胎動の滝(フォス)幾輪の虹飾つつ
034:聞 酒を聞く独り夜長に恋ふこころ疼くこころを解きなぐさむ
035:むしろ 愁ふならむしろみづから去りゆきて夕星ひとつ君に捧げむ
036:右 つきなみな言葉ばかりを遊ばせて右にならへば同様のうた
037:牙 水無月の葡萄牙(ぽるとぐある)にも雨ふれば君を忘れて市電(とらむ)は揺れり
038:的 よどむ夜の一方的な解釈でありわがための歌は彷徨ふ
039:蹴 幾にちをともに送らむ夕なぎの湖(うみ)を蹴立ちて千鳥のゆきぬ
040:勉強 満空のこゑは時代に侵されて僕の勉強机が明るい
by ken_1997
| 2012-03-11 07:57
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